シラバス詳細

タイトル「2026年度」、カテゴリ「基盤教育センター (教養)」

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科目情報

科目名

民主主義とは何か

講義名

★民主主義とは何か

実務経験のある教員による講義
-
学年

1年

キャンパス区分

北方

開講学期

1学期

開講時期

春期

曜日・時限

水2

科目種別

講義科目

ナンバリング

-

科目区分

-

単位区分

-

単位数

2

準備事項

備考

講義情報

ディプロマポリシー・到達目標

項番

内容

対象

到達目標

DP1

知識

-

-

DP2

技能

-

-

DP3

思考・判断・表現力

民主主義について論理的に思考し、自分の考えや判断を適切な方法で表現する力を身につけている。

DP4

コミュニケーション力

-

-

DP5

自律的行動力

民主主義に関する課題を自ら発見し、解決のための学びを継続する意欲を有している。

授業の概要

「民主主義」とは何でしょうか。現在、日本を含めた多くの国が政治体制として民主主義を採用し、その価値を重要なものとして守っています。しかし、民主主義という言葉が具体的に何を指すかというのは意外と答えることが難しい問いです。ここ数年、民主主義が最も定着した地域として考えられている西欧やアメリカなどにおいても、民主主義が「後退」しているのではないかと言われる中、改めて「民主主義とは何か」「なぜそれが重要なのか」について考え直す必要があります。この授業では、政治学の観点から民主主義にまつわる様々な論点を考えていきます。

教科書

特定の教科書は指定しません。

参考書(図書館蔵書には〇)

〇伊藤武, 作内由子, 中井遼, 藤村直史. 2025. 『民主主義の比較政治学』有斐閣.
〇田村哲樹, 近藤康史, 堀江孝司. 2020. 『政治学』勁草書房.
〇建林正彦, 曽我謙悟, 待鳥聡史. 2008. 『比較政治制度論』有斐閣.

授業計画・内容

回数

授業計画

内容

第 1回

イントロダクション

本コースの進め方についてのガイダンスと自己紹介

第 2回

民主主義を測る

いかにしてより良い民主主義を実現できるのか。その方法を考えるためにも、まずは「良い民主主義」とは何かを定義する必要があります。この授業では、民主主義を比較するための「ものさし」を考えます。

第 3回

民主主義の起源

民主主義には多様な形態がある中で、現在、世界の多くの国では自由民主主義と呼ばれるモデルが採用されています。この授業では、自由民主主義がどのような歴史的・思想的な流れの中で生まれてきたのかを概観します。

第 4回

議会

多くの民主主義国において議会はその中心に位置付けられます。議会はどのような制度の下で、どのように運営されているのか。この授業では、民主主義において議会が果たす役割を解説します。

第 5回

執政

首相や大統領など、行政部門の長が政治を執り行うことを執政と呼びます。民主主義国の中でも、執政長官がどのように選ばれ、どのような権限を持つのかは様々です。この授業では執政制度の仕組みと役割、また国ごとの違いを解説します。

第 6回

政党

政党はある共通の政治理念の下に集まる政治集団を指し、現代の民主主義において重要な役割を果たします。この授業では、政党がどのように組織され、政治においてどのような役割を果たすのかを考えます。

第 7回

選挙

最近では選挙での投票率の低さが指摘され、特に若者へと投票に行くよう呼びかける動きが見られます。なぜ選挙に行かないといけないのでしょうか。投票率が上がることで何か政治は変わるのでしょうか。この授業では、選挙の仕組みを解説しながら、民主主義において選挙が果たす役割を考えます。

第 8回

地方政治

民主主義の実現には、国レベルの政治に民意を反映させるだけでなく、人々の生活により近い県や市区町村などの地方レベルの政治においてもそれを届ける必要があります。この授業では、中央と地方の政治の関係、また民主主義における地方分権の役割について考えます。

第 9回

市民社会

民主主義において選挙だけが政治へと関わる方法でしょうか。選挙が行われる時以外、政治へと自分たちの意見を反映させる方法はないのでしょうか。この授業では、選挙以外の形で有権者の民意が政治へと反映される方法はあるのかを考えます。

第10回

民主主義の多様性1:熟議民主主義

民主主義のモデルは代議制民主主義だけではありません。この授業では、近年、重要性が広く説かれる民主主義における「熟議」の役割について考えます。

第11回

民主主義の多様性2:多文化主義

民主主義は人種や民族、宗教、またはジェンダーなどのマイノリティの権利を守ることに利するでしょうか。多様性を抱える社会における民主主義のモデルについて考えます。

第12回

民主化の条件

現在、世界の多くが民主主義体制をとる一方で、まだまだ権威主義体制を取る国も多くあります。どのような要因が民主主義国と権威主義国を分けるのでしょうか。民主化が起こるための条件を考えます。

第13回

民主主義と経済

この授業では経済の観点から民主主義を考えます。国家の一つの役割として国民から税金を集め、それを必要な政策へと再配分することがあります。社会にとってより良い形で再配分が行われるために民主主義が果たす役割について考えます。

第14回

民主主義と平和

この授業では平和の観点から民主主義を考えます。国際政治学において長く議論される命題として「民主主義国同士は戦争をしない」というものがあります。世界が民主主義国によって占められれば平和になるでしょうか。この授業では「民主的平和論」に関する議論を概観します。

第15回

まとめ

このコースで学んだ内容を振り返ります。

成績評価の方法

100% 期末試験
*期末試験を未受験の場合は「評価不能(-)」となります。

事前・事後学習の内容

各回の授業内容をより深く学ぶための参考文献を紹介します。授業後には、講義を通して学んだ内容を復習した上で、それらの文献を読んで授業で扱ったトピックについてより深く理解できるように自習に取り組んでください。

履修上の注意

大学の学びでは自分の頭でしっかりと考えることが重要です。講義をただ受け身になって聞くだけではなく、自分自身で問題意識を持って授業にのぞみ、主体的に学ぶように心がけてください。

担当者からの メッセージ

より良い民主的な社会を実現するためにも、「民主主義とは何か」を改めて考え直す機会にしてもらえればと思います。

キーワード

民主主義、自由主義、代表、熟議、分配、制度、選挙、平和