シラバス詳細

タイトル「2024年度」、カテゴリ「工) 情報システム工学科」

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科目情報

科目名

計算機演習Ⅱ

講義名

計算機演習Ⅱ

実務経験のある教員による講義
-
学年

1年

キャンパス区分

ひびきの

開講学期

2学期

開講時期

秋期

曜日・時限

火4 、火5

科目種別

演習科目

ナンバリング

-

科目区分

-

単位区分

-

単位数

2

準備事項

備考

講義情報

ディプロマポリシー・到達目標

項番

内容

対象

到達目標

DP1

知識

科学技術文書作成・プレゼンテーション、プログラミングに関する基礎的な知識を身につけている。

DP2

技能

科学技術文書作成・プレゼンテーション、プログラミングを行う基礎的なスキルを身につけている。

DP3

思考・判断・表現力

-

-

DP4

コミュニケーション力

-

-

DP5

自律的行動力

-

-

授業の概要

本授業は2部構成となっています.

第1部は,レポートや論文を執筆する際に有用なLaTeX(ラテフ)を用いたドキュメント作成演習と,技術的な発表を行う場合を想定したプレゼンテーション演習を行います.

LaTeXはとくに複雑な数式を美しく表示・印刷できます.本学科では数式を用いたレポート課題が多く出題されます.また必修科目である環境問題事例研究や卒業研究などで,プレゼンテーションを行う機会も多くあります.これらの演習は,これからの学生生活で重宝することでしょう.

第2部は,計算機演習Ⅰで習得したC言語プログラミングを復習した後,Python(パイソン)を用いて数学プログラミングを行います.

Pythonは,近年,機械学習プログラミング(いわゆるAIプログラミング)に広く用いられてきています.本学科では,必修の実験科目等で画像処理の演習などをPythonを用いてプログラミングします.また,Pythonには強力な数学ライブラリが備わっているため,科学技術計算で広く使われます.そこで本授業では,高校や1年次第1学期で習得した範囲の線形代数学や統計学で用いる数式をプログラミングします.さらに,ライブラリを使用したプログラミング方法について習得し,高校や1年次第1学期で習得した範囲の微分積分のプログラミングを行います.

第2部の課題では,作成したプログラムに加えて,第1部で習得したLaTeXをさっそく用いて,用いた数式を記述しながらプログラムコードの振る舞いを解説するドキュメントを作成し,合わせて提出します.応用として,PythonとOpenCV(オープン・シー・ヴイ)を用いた画像処理の演習もします.

教科書

第1部では,学習支援システムで講義資料等を配布します.
第2部の前半では,下記の書籍を教科書とし,後半では学習支援システムで講義資料等を配布します.

国本,須藤: スッキリわかるPython入門,インプレス,2019.

参考書(図書館蔵書には〇)

必要に応じて授業中に提示します.

授業計画・内容

回数

授業計画

内容

第 1回

第1部オリエンテーション/ドキュメント作成演習

LaTeX(基礎)

第 2回

ドキュメント作成演習

LaTeX(数式)

第 3回

ドキュメント作成演習

LaTeX(レポート)

第 4回

プレゼンテーション演習

テクニカルプレゼンテーション入門

第 5回

プレゼンテーション演習

プレゼンテーション資料の作成

第 6回

プレゼンテーション演習

資料作成,発表準備

第 7回

プレゼンテーション演習/第1部まとめ

発表会,ディスカッション

第 8回

第2部オリエンテーション/Python基礎

オリエンテーション,変数とデータ型,コレクション

第 9回

C言語復習/Python基礎

変数とデータ型,コレクション

第10回

Python基礎まとめ/数学プログラミング

条件分岐,繰り返し,関数,行列とベクトルの演算

第11回

画像処理プログラミング/数学プログラミング

画像処理の基礎,べき乗

第12回

数学プログラミング

多項式,数値と誤差

第13回

数学プログラミング

連立一次方程式

第14回

数学プログラミング

非線形方程式

第15回

数学プログラミング/第2部まとめ

数値積分

成績評価の方法

第1部
レポート課題40%
積極的な授業への参加(発表・ディスカッション等) 10%

第2部
プログラミング演習課題30%
期末試験20%

事前・事後学習の内容

授業中以外にも学習支援システムにアクセスして講義資料やアナウンス等を確認してください.
授業開始前に講義資料が公開されている場合には,授業開始までに目を通して,当日の演習に集中できるようにしてください.
授業等で使用していない限り,授業時間外も演習室を利用できます.
必携PCへの環境構築について指示します.

履修上の注意

計算機演習Ⅰの学習内容を習得できていることを前提としています.
また高校までの数学や1年次の数学科目の知識を適宜参照します.
理解が不十分な場合には,復習に励んでください.

担当者からの メッセージ

ドキュメント作成,プレゼンテーション,プログラミングは経験を増やせば増やすほど高度なことができるようになります.
積極的に授業時間外に演習時間を確保して習得に励んでください.

キーワード

ドキュメント作成,LaTeX,プレゼンテーション,数学プログラミング,Python,C,画像処理